熟成不足だったのか、乾燥不足だったのか、甘みはそれほどでしたが、
栗のようにホクホクで、優しい甘さでした》
表面が焦げていて、うわぁ、美味しそう!
お芋ほりの翌日、子どもたちからも、
「お芋、ほかほかして美味しかった!」
「おばあちゃんに、大学芋を作ってもらったよ!」
そんな声が聞こえてきました。
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今回のお芋ほりでのちょっとした感想があります。
昨年度まではお年寄りの方にもお手伝いいただき、
一斉収穫で大いに盛り上がりました。
その際、「親切心」からか
あらかじめ、株の根元にシャベルを入れて芋を浮かせて
園児が労せずお芋を取り出せるようにしていたのです。
ちょっと待てよ、お芋掘りってそんなに簡単かな?
そこで、上の子どもたちには、掘る株を指定するだけで、
手に持ったスコップを使い、自力で取り組ませてみたのです。
そうすると、
「やっとお芋の頭が出てきた」「これは深いぞ」
「とても大きそう」「ぜんぜん抜けない…」
方々からそんな声が聞こえてきて、しめしめ。
結構格闘している様子が伝わってきます。
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私たち大人は、子どもに苦労させないよう
先回りをして困難な部分を取り除くことを
ついついしがちですよね。
よかれと思ってしていることですが、
子どもの成長のためにはどうなんだろう…
思い起こしてみたら、簡単にできたことより、
苦労し、試行錯誤し、やっと出来たことのほうが
達成感や成就感は大きいし、
やがて人生の思い出深い出来事となります。
意識的にそういう環境を整えることが
大人の大切な役目なのかもしれませんね。
今回のお芋ほりの教訓でありました。