バジルの料理紹介!  (R2・7・17) 






我が園のバジルをご自由にどうぞ。

そして、よろしければ
バジルの料理をご紹介くださいとお伝えしました。

           ☆

嬉しいことにメールをいただきました。
保護者の(pしょうのすけ)さんから。

「お世話になります。
本日の朝いただいた園畑のバジルを使って、
ジェノベーゼソースを作り、パスタにしてみたので写真送ります。
フレッシュで香りも立ち、いい感じにできました」



雨ばかり降ってじめじめやり切れない季節、
コロナ禍が再び猛威を振るいそうな時期に、
爽やかな話題を提供していただき、
気持ちが明るくなりました。

ありがとうございました。

ps.
今回のレシピなどお伝えくだされば、
私も挑戦してみたいです。





『だんごむし・くいず』のご紹介 (R2・7・15)






子どもたちはどうしてあんなに、ダンゴムシが好きなんだろう。
(もちろん全員ではないにしろ…)
女の子だって、たくましく手のひらに載せている。
(その言い方は偏見かもしれないな…)

かつて私も少年のころ、
何十匹もズボンのポケットにつっこんで
洗濯しようとした母親を驚かせたもんだ。

          ☆

そんな訳で、昨年のちょうどこの時期、
誕生会に合わせて「だんごむし・くいず」なるものを
全園児に向けてパワーポイントでやってみたら、
かなりの大うけだった。

そこで、改めてプレゼンのコマをもとに
「だんごむし・くいず」を再現してみようと思う。
(画面の切り替わりをお見せできないのは残念)






「みなさんがよく知っているこの虫の名前は?」
「そう、ダンゴムシですね」
「これからダンゴムシについてのクイズをしますよ」



             ☆



「ダンゴムシにも男の子と女の子がいます
どちらが、男の子でしょうか?」



「正解は…」



「男の子は、女の子よりも全体の色が黒っぽいです。
 女の子はいろが薄く、金色の模様があります。
 次に見たとき、どちらか調べてみてくださいね」

             ☆



いろんな答えが返ってきましたよ。
「たくさんある」も正解ですが、
正確にいうと、左右7本ずつ、合計14本あります。



詳しい図解は、7節の胸部からそれぞれ7本の脚。
ダンゴムシは、エビやカニと同じ甲殻類です。
ちなみに、ダンゴムシとワラジムシは親戚関係で、
つつくと丸くなるのがダンゴムシ、
ワラジムシは足が速いです。



             ☆



この質問については、
年長さん、よくわかりましたね。感心です。
私たちも、怖くなったりすると
頭を抱えることがありますね。
同じようなことかもしれません。



             ☆



ダンゴムシの食べ物の質問でした。

プランターの下など、じめじめしたところにいるので、
土の中の何かを食べているのだろう、
子どもたちはそんなことを想像しているようです。
では、実際はどうなんでしょうか?



基本的には枯れ葉や腐葉土の類ですが、
調べてみると非常に雑食な生き物なんですね。









野菜大好き、食パン、焼き鮭だって好物です。
これには大変驚きましたが、
だからどこにでも生息しているのですね。

「皆さんもたくさん野菜を食べましょうね」、
無駄な付け足しでした。

             ☆



最後にダンゴムシの飼育の仕方について。





虫かごを持って登園してくる子どもがいますが、
仲間に見せてあげようと、わくわくの思いです。

生き物を飼う体験、
この体験は、大きくなってじわじわ「効いて」きます。
自分の「何に」効くのか、
うまく説明できないのですが、
確かに、間違いなく効いていることを実感します。

お子さんには、ぜひ、素敵な自然体験を。



幼児期の実体験(自然体験)について、
もう少し突っ込んでお話できたらと思っています。
次の話題は、「センス・オブ・ワンダー」。






バジルの育苗 その3   (R2・7・9) 






バジルの育苗、最終回です。

              ☆

ジフィーセブンに播種したバジルが成長してきました。
5月の日差しをしっかり浴びて、
かわいい双葉がぷっくり膨らんでくると、
今年もバジルくん、また再会したね、
そんな気持ちになります。

というのも、坂本小に赴任した頃から始めたので、
かれこれ、10数年続く、私の中の恒例行事です。
今年の種蒔きの時期はコロナのせいか遅めになりましたが、
でも、例年になく極めて順調です。



上の写真から2週間が経過すると…



              ☆

5月23日(土)、
ポットへの移し替えを行いました。
120あると少々手間がかかる作業となります。

手順はジフィーセブンをひとつひとつ手に取り、
苗の育ち具合で元気なものを1〜2本残して間引きし、
ジフィーを包んでいる網のような繊維を取り除き、
ポットに移し替えるというものです。

このまま、地植えする方法もあるようですが、
もう少し大きくなるまで見守りたい、
そんなことで、この作業は欠かせません。



ジフィーセブンにはすっかり根が回っています。
これを「ルートボール」と呼ぶそうです。
一定量の土にくまなく根回しさせると、
苗が丈夫に育っていくとのこと。
若いうちは自由気ままにさせるのではなく、
限られた枠の中で自分を最大限生かすこと。
植物を育てていると、時々人生訓めいた気づきもあります。

肥料について。
ジフィーセブンには初期肥料が含まれているとありますが、
1か月くらいから、霧吹きで時々液肥を与えます。
効果があるかどうかわかりませんが…。



間引かれた小さな苗くんたち。
仲間たちとの切磋琢磨、大変ご苦労さまでした。



このようにして、移し替えられたポットが並びます。
粒々の有機肥料を根元にばら撒き、
たっぷりの水を与えて作業が終了。
面倒くさいと言えばそうかもしれませんが、
次第に「入って」いけます。
少なくとも、コロナの憂鬱を忘れて没頭できました。

              ☆



上は、6月9日の夜の写真。
早い時期に間引きをして、
苗間の風通しがよくなったせいか、
葉の縮れる病気が発生することもなく、
ほとんどのポットが元気に育っています。
今年は順調と書いたのは、そのことです。
後10日もすれば地面に定植も大丈夫でしょう。



ちなみに同時期、自宅敷地内の小さな畑で、
サニーレタスがほどよく食べ頃に。
レタス特有の苦みが苦手でしたが、
家で育てたものは口の中で溶けるようで、
何とも美味しいです。
まさか自分にレタスが育てられるとは!

              ☆

気温が上がってくると
強い日光によってどうしても葉が固くなり、
味が落ちてしまいます。
梅雨のこの時期がまさにスイートバジルの旬!

本日の横野農園のバジル畑の様子。
伸びた枝のてっぺんを摘心すると、
横に広がっていきますので、
夕食にちょっとした彩を添えたい方は、
一つ二つ、ご自由に摘んでお持ち帰りください。



後からでも、感想をいただければ
ちょっぴり嬉しいです。



料理上手な保護者の皆さま。
バジルを使った料理を作られましたら、
我が幼稚園あて、添付ファイルなどで
お送りいただければ(匿名で)ご紹介しますよ。

ジフィーセブン、お入り用の方は実費でお分けします。
お声かけください。







バジルの育苗 その2
   (R2・7・6) 






「ひとりごち」、前回の続きです。

              ☆

種蒔きをして、
出窓などの暖かい場所に置いて約10日。



早く芽が出ないか気になるところですが、
気にかけているとなかなか起こらない、
ところが、気にかけないで過ごしていると
すでに始まっている(あるいは終わってしまっている)、
世の中、面白いものです。

さて、1週間が過ぎる頃ぽつぽつと発芽が始まり、
10日後にはだいたいこんな様子になりました。
まだ、緑が薄い双葉です。



直射日光に直接さらすと焼け込んでしまうので、
しばらく出窓で光に慣らし、緑が濃くなると
外の日陰にトレーを移動させます。
日差しが強くなる季節、
水の蒸発が盛んになるので、
常にジフィーセブンの下部が水にひたひた触れているように、
注意深く見守ります。

播種が4月12日、外に出したのが5月4日。
約3週間が経過しました。



実は、バジルと同時に蒔いたのがサニーレタス。
レタスを種から育てるなんて絶対無理、
レタスはお店で買って食べるもの、
長い間そんなふうに思っていましたが、
やってみると数日で芽が出そろいます。
まったく世話いらず。
バジルよりよほど成長が旺盛です。



屋外での管理が始まりましたが、
ジフィーセブンを使った苗床で気を遣うのは、
水管理と天候への配慮でしょうか。
勤務中に激しい雨などが降ると
トレーが溢れて小さな苗など流れてしまうので、
天気予報などで空を眺めつつ、
庭に出したり、日陰に引っ込めておいたりが肝要。

              ☆



連休が終わって5月中旬。
世間ではコロナ禍が続いていて、
学校は臨時休校が延長されている時期。
鬱屈とした気分を引きずっていましたが、
いつの間にか、庭ではカモミールが満開です。

20年も前、種から育てたものが家に根付き、
こぼれ種が芽を吹き毎年越冬してこの時期、
見事に咲き誇ります。
(確かにいい眺めですが、それは一瞬。
 この後、枯れた大株の始末は本当に苦労します!)




「バジル育苗」は次回に続きます。
時すでに7月。
背丈が20cmくらにまで成長して、
上の葉を摘んでさっそくトマトのパスタでいただきました。









『園長・ひとりごち』 始めます  (R2・7・1) 






コロナ、コロナで気が滅入る毎日が続いています。
昨年度の予定表を見返すと、この時期、
プール開きをして子どもたちは水遊びを楽しみ、
流しそうめんの準備をして、保育参観に備えて
スライムの硬さを調整するためのプレ実験、
夏祭りのかき氷機の手配、などなど。
忙しい、忙しいと駆けずり回っていた記憶があります。

ところが、今年はコロナ対策ですべて宙に浮いたまま、
ただ時間だけが無為に過ぎていくようです。
思い出づくりの宗台山ハイキングも雨にやられ、
まったく踏んだり蹴ったりの日々。

今日から7月だって。
10日も前に「夏至」が過ぎてしまっていた!
世界がモノクロで回っているような感覚。
世の中、無味無臭で五感に響かない。

令和2年のちょうど半分が経過したところで、
後半戦は何が待っているのだろう。
覆われた暗雲を(気分的にも)振り払って
ハイビジョン、総天然色(古めかしい!)で
世の彩(いろどり)をふたたび感じたい。

そんなことがきっかけとなって
「園長・ひとりごち」、こっそり始めます。
「ひとりごち」 → 「ひとりで勝手にぶつぶつ言う」
(勝手にぶつぶつ、すみません)

              ☆

幼稚園の駐車場側の小さな農園では、
園児たちが植えた野菜がすくすく育っています。
その一区画にバジル畑があります。
今年はグリーンが濃くて、お味もスイート(バジル)。
そのバジルたち、種からどんなふうに育っていくのか、
興味のある方はぜひ…。



              ☆

まずは、種をまく場所の話題から。
園芸の本を読むとあれこれ書いてますが、
私の場合、20年以上も前から
「ジフィーセブン」を使ってます。
なかなかの優れモノです。



直径4cm、厚さ1cm程度の円筒形。
ピートモスを圧縮した写真のようなものです。
私は1000個単位で購入しています。
(これだと、1個15円程度になります)

トレイに水を張って1時間くらいそのままにしておくと、
こんな感じに水を吸ってボリュームがでます。
計量してみると、50g近い水が含まれています。
大した保水率で感心してしまいます。
これが発芽床となります。
例年、24個×5トレイ程度準備します。



              ☆

続いて、種のまき方。
バジルはシソ科で、シソの実を思い浮かべると、
小さな黒い種が容易に想像できますね。
種を一袋買ってくると、とても全部は使い切れません。



種屋さんにしてみると
毎年買っていただかなければ困りますが、
バジルに関して言えば、
(私の経験からするとですが…)
過年度のものを使っても発芽率は問題ないようです。

種は小さいのでジフィーセブンに落とすとき、
目打ちを使ってガイドします。
7〜8粒平均でしょうか。
サウスポーの私なので、こんなふうな態勢です。
とりあえず、手が震えないので大丈夫ですが、
いつまでこんなことができるのかしら。



ジフィーセブンに種を落としたところの
接写ですが、
少々見づらくてごめんなさい。
つぶつぶが見えます。



少々マニアックな話になりますが、
種にも、「好光性」と「嫌光性」があるようです。
バジルは好光性なので、
上から土で覆う必要がないのです。
つまり種を落としたらそのままにしておくことです。
これに気づいてから、発芽の失敗がなくなりました。



しばらくすると、種の周りにゼリー状のものが現れ、
やがて消えます。
このまま、トレーに水を薄く張って切らさないようにして
出窓などに並べておいて約1週間。



本日は、ここまで。
こんな調子で、時間があるとき、話題があるとき、
ひとりごちるつもりです。
お付き合い、ありがとうございます。